ピアノの音色・・・・フジコヘミングさん

今更ですがフジコさんにハマっています。

以前ラ・カンパネラをテレビで聞いた時、本を読んでいたのですが、思わず、何だこれは！と顔をあげて画面にくぎ付けになったという話を書いたのですが、あれからとてつもない時間が経ってしまったように思います。CD買おうか、DVD買おうか悩んでいたのですが、最近11月に長野市にも来るとわかり、本物を聞きたいなぁと思いつつ、コロナも怖いし、チケット取れないだろうしと考えていたら、とても良いものをアマゾンで見つけました。





早速購入、しっかり見ました。聞きました。
カンパネラ、すごく沁みました。
ピアノの音色って弾く人によって違うとは言いますが、クラシック音痴な私には違いが判らず、誰が弾いても同じと思っていたのですが、フジコさんの弾くこの音色は違いました。
聞き入ってしまいます。涙が出ます。
人物像やプロフィールを知らなかったのですが、えええええ、と思うくらいに素晴らしかったです。

そして初めて見たDVD、何とまぁ数奇な運命を・・・・・
もうご存知の方もまだ知らない方も、きっと感動すると思います。
これはドキュメンタリーになっていて、昨年急死したという弟さんも出ています。
母親との確執、家族を捨てて行った父親の事、そして猫や犬が好き、今は20匹ほど買っているとか、日本の家だけ手で無くアメリカや、フランスにも家が有って、パリには一年の半分ほど住んでいるとか・・・・その中で世の中の事を感じて話すフジコさんの言葉の何と個性的で素晴らしいか、共感できる部分が多かったです。

そしてクラシックには疎い私も、はじから聞いたことのある曲では有りましたがどれも新鮮で、心の琴線に触れました。

この歳で初めて出会ったクラシック・・・・そういえば子供のころヤマハ音楽教室でピアノ習ってたっけと思いだしました（笑）
人生の終わりに出会ったフジコヘミングさんに心からありがとうと言いたいです。

ちなみに彼女は大の猫好きさんという点も共通するので嬉しいです。
ちょんちょんは亡くなってしまったけど、猫のためにピアノを弾いてお金稼いでいるというから凄いか方です(#^.^#)

右の耳が全く聞こえない…‥私は左が聴力ゼロです。中耳炎でダメになったという点も似ていて親近感がわきました。
まだまだ元気で長生きして素敵な音色を聞かせてほしいです。