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今年初めての更新(>_<) [DVD]

すっかりこちらのブログはご無沙汰になってしまいましたが、忙しすぎて時間が取れず記事を書くことができない状態でした。ってこれ本当の事・・・・ですが、新型コロナウイルスのせいで譲渡会も中止となり、少しだけ時間ができたので、数年前に買っておいたDVDを見る時間も少し取れたので、前から気になっていた「八月の鯨」を4日間に分けてみました。

ハハハ‥と言って90分の作品を一回で見れない身なので、分けてみる事に、でも見てよかった。
往年の俳優さん達この時は1987年だそうですが、まだご健在、今は皆さん亡くなってしまったけど。
最後の演技が見れたことは本当に大きな収穫でした。

若い人たちはリリアン・ギッシュもベティー・デイビスも知らないは当然でしょうが、かくいう私もリリアン・ギッシュさんの映画はイントレランスしか見ていないです。ベティ・デイビスさんは晩年のナイル殺人事件のみ、ベテラン女優さんという事は知っていても作品があまりにも古く日本で公開されていない物も有、映画館でやっていた記憶もなく今に至ったのですが、ビンセントプライスさんはなぜかほとんど観てるのに・・・ローラ殺人事件からホラー関係、最後のシザーハンズ迄(笑)アン・サザーンさんはミュージカル女優さんだったそうですが、私が見た作品の中にはいなかった。微妙ですが、舞台から出た方なので映画との関連が私の映画歴の中になかったのかも

とに角、この4人の演技の何と自然な事か、ストーリーもシンプル、昔の3人の娘時代の回想から始まって、現代の時間枠になり、設定は1957だそうです。私が産まれたころの話だから服装や自動車なんかも懐かしい感じがしました。

朝から始まって次の日の朝までのたった1日の話を描いているのに人生のほとんどをその中で語っている、本当に素晴らしい作品でした。
でもこれも理解できるのは私くらいの年齢にならないと分からないかも・・・・・
老いてゆく人間のそれぞれの生き方、あの若き日の通り過ぎた時は誰もが思い出と化してしまう、いつお迎えが来るか分からないこのひと時を、前向きで希望をもって生き抜こうというメッセージ

アメリカのメーン州という所の海岸、岬に建てられた家でロケを行ったそうですが、その自然のカメラワークと淡々とした会話の上手く織りなす表現は監督さんの心なのだろうと思いました。
ビンセントプライスさんのセリフに素敵なのが有りました。満月の夜帰り際に言うセリフです。
海の波に反射する月の光がまるで銀貨をまきちらしたかのようだという事から言う一言・・・・なんて納得

スローテンポで刺激もなく、残りの人生への支えにもなるこの作品を是非ご覧になってほしいと思いました。







あまり出回っていませんがAmazonと楽天で購入できるものです。
30周年記念のこのBDは特典が沢山なのでお得です。
私はこの作品を見たことで今後の猫のボランティア活動や、自分の残された時間を精一杯生きていきたいと思いました。


長野県みらい基金に公開しています。TNRの資金のためにご協力ください。
頂いた寄付は捕獲・不妊化手術・リリース後の猫のお世話等のために使います。


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